俺のものになってよ
知りたい気持ち
『会いたかったよ、湊』
『由梨…なんでっ…』
昨日のことを思い出して、一気にずんと気分が沈む。
学校、行きたくないな…
「お姉ちゃん、マジであれ大丈夫かな」
「ほんと、心配ねぇ。ま、大丈夫よきっと!これも青春ね」
「はぁ?何言ってんの、てかお母さん軽!」
そんな会話を片耳に入れながらはぁと深くため息をつく。
あーあ、どうしよ…
鏡の前に立てば、涙でボンボンに目の腫れた不細工なあたしがいた。
もう、こんなんじゃほんとに学校行けない…。