俺のものになってよ
まさか自分が当たるとは思わず、自然と眉間に皺が寄る。
すると近くから驚きの声が聞こえてきた。
「え、青木くんも!?」
そう声を上げたのは坂本だった。
まさかの相手は坂本。
よりにもよってこの女かよ…
ダブルに訪れた不幸に、俺の機嫌は悪くなる。
最悪だ…
「お、じゃあ2人で仲良く頼んだぞ〜!」
呑気にそう言うこのハゲ頭をぶっ倒したくなった。
それから俺たちは必然的に一緒にいることが多くなった。