俺のものになってよ





よかったよかった…、よかった?



ん?


ちょっと待ってよ、なんか忘れて…




「あ!」




ここで藤井芽依、ようやく今回の目的に気づきます。



とってもいい雰囲気でしたが、あたしには聞きたいことがあるのです。





いきなり大声を上げたために、青木くんがビクッと肩をすくめる。



「なに、いきなり大声出して」



怪訝そうな顔で見つめられ、じーっとその目を見つめ返した。


なんだよ、とでも言いたそうな顔だなお主。



あたしは、まだ肝心なことを聞いてないんだからね!青木氏。



「ゴホン」



わざとらしく咳をして、彼と向かい合う。






< 200 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop