俺のものになってよ



「青木くん…すき」


「ん、俺も」



そういった青木くんは、もう一度あたしの唇に自分のそれを重ねた。



さっきよりも、少し長いキス。



啄むように短く何度も繰り返され、頭がクラクラする。



「んぅ…っ」




どんどん力が抜けて、足に力が入らない。


そんなあたしを支えるように、腰と後頭部に手を回される。



もう、無理…



そう思ったと同時に、ゆっくりと唇が離される。




< 206 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop