俺のものになってよ
ふと隣を見ると、あれと美玖が指を差す。
その方向に目を向けると、そのにいたのは青木くん。
と、めちゃめちゃ美人な女の人。
だ、誰!?
上履きの色からしておそらく先輩だろう。
とにかく可愛すぎるその先輩は、何やら楽しそうに青木くんと話している様子。
え、なんか仲良くない!?
青木くんも笑顔だし…
思わずぶすっとした顔をしてしまう。
「あんた、今相当ひどい顔してるわよ」
美玖にそう言われてはっ、と顔を引き締める。