俺のものになってよ



「それに、芽依が俺の事大好きだって言うこともわかったし」


「んなっ…」


クスクスと楽しそうに笑う姿に、さっきのことを思い出して少しだけ恥ずかしくなる。



反論しようとしたけど、



「まあ、俺も誰にも負けないくらい好きだけど」



そんなふうに言われちゃったらもう何も言えない。


ほんと、適わないよ。



優しく微笑む彼に、あたしも見つめ返して笑った。








< 284 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop