俺のものになってよ
そして、昼休み。
あたしは今、尋問を受けている。
「いつから付き合ってたの?」
「えっと…つい最近、かな」
「あたし達に内緒で?」
「……すいません」
さっきからずっと、そんな質問を受けては答えるを繰り返す。
美玖のオーラが尋常じゃなく、とても朝みたいにごまかせる雰囲気でもなかったし…。
そしてもう一人、とてつもなく機嫌の悪い奴が目の前であたしをじっと見つめている。
「ねぇ…さっきから何?そんな見つめて…」
「別に、何でもねぇよ」
ぷいっ、とそっぽを向いてムスッとそう返事をしたのは俊で。
こいつもこいつでさっきからこんな感じだ。