瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~


「大事な人? 付き合ってんの?」
「つ、付き合っては、ないけど」
「じゃあ問題ナシ! ていうかもともと拒否るとか、選択権ねーから」
「なんでよっ、んっ」

ああ、まただ。

結局、あたしはもう何度もこうして唇を許してしまっている。

先生に言ったところであたしも同罪になってしまうんだろうな……

「っは……」
「前カレなんて俺が忘れさせてやる」

あたしの唇を離れた秋田君が、耳元でそう、囁いた……

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