瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~


秋田君は、こんな顔するんだ、ってくらい神妙な面持ちであたしの話を聞いてくれた。

夏の白い西日が秋田君の明るい色の髪をキラキラと輝かせる。

それが眩しくてあたしは目を細める。

「なんか……ごめんな。そんな顔、すんなよ」
「あ、これはただ眩しくて」
「あのとき割れた鏡、大惺から?」
「うん」
「そっか、ごめんな」

秋田君がこんなだと、逆に調子狂うよ。

なんかもっとこう……「そんなの忘れて俺と楽しもうぜ!」とかって、またキスのひとつでもしようとしてきたら、今度こそひっぱたいてやろうと思ってたのに。
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