瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
それから、あたしは辺りが暗くなるまで、知ってる限りの、ありったけの先輩を話した。
秋田君は一度も会ったことがないんだって。
お母さんが快く思っていなくて、自分が高校生になったら好きにしていい、そう言われていたんだって。
なんだか、切ない。
「サンキュー。大惺がどんなヤツだったのかも、お前がどれだけ大惺を好きかも、よーくわかった」
「……そっか」
「じゃ、俺、親父帰ってきてるみたいだから、行くわ」
「あ、ホントだ。じゃあね」