瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
「ホラ、アタシを見なさいな。こんなに女装の似合わないオカマでも、立派に胸張って生きてるのよ!」
「あ、あははは」
ここは笑うとこなのか、そうじゃないのか、ちょっと戸惑って、変な笑いになってしまって。
そしたら、
「笑うんじゃないわよ! 冗談よ、もっと笑いなさい、そのほうが可愛いんだから」
そう言って、キノコさんが男の人みたいにがははと笑った。
つられて、鏡の中のあたしも、笑ってる。
あたし、今日ここに来て、ホントに良かった。