瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~


外からペンチで締め付けられる感覚と、その声が充満して脳が膨張して、頭蓋骨が破裂するんじゃないかって感覚で、それ以外なにも聞こえない、真っ白なのか真っ黒なのかわからない瞼の裏側に閉じ込められて、動けなかった。


体を揺さぶられて、ようやく一度、部屋を見渡したと思う。

あの日のあたしの記憶は、それが最後だ。






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