瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~


嫌だ!

嘘だ!!

もう絶対嫌だ!


死んでない死んでない死んでない!

あたしは割れそうに響く頭をかき乱して家を飛び出した。


後ろでお母さんがなにか叫んでいたけど、耳のそばで鳴る風の流れる音と、カラダじゅうを駆け巡る熱いほどに冷えた血液の音にかき消された。

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