瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~


「あっ、ごめんなさい……」

勢いで飛び出して、マナーモードにするのを忘れていて、周囲の人に小声で謝った。
もしかしてずっと通知鳴ってたんだ……、気付かなかった。

ILNEは、奈々からだった。

{ちとせ、いまどこ? ニュースみた?)
{うん。みたよ)
{あいつ大丈夫なの? 何か知ってる?)
{わかんない)
{わかんないのに、新幹線乗ってるよ)
{え? どゆこと?)
{いてもたってもいられなくて……)
{そっか)
{でも、どこに行けばいいかわかんない)
{あー、じゃあこれ)
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