瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
「はぁ? なんで? じゃないよ! こっちがなんでだよ! なんでそんな元気なの? 不死身なの? 実は人間じゃないの? ホント一体なんなの!?」
あたしはびっくりしすぎて大声で秋田君に詰め寄った。
「お前、ちょっ、落ち着けって」
「落ち着けるわけないでしょ! あたしがどんな気持ちで今まで……」
言葉が、続かなかった。
もっともっと恨み言を並べなきゃ気が済まないと思うのに、あたしの肩を掴んだ秋田君の手があたたかくて。
生きてる。
生きてるんだ。
そう、実感したら、
もう、なにも言えなかった。