瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~

「ここ。ベルトで押さえつけられたとこ」

秋田君が、少しはだけた肩からおなかにかけてのあたりを、手のひらですーっとなぞる。
肩から胸にかけて、内出血で皮膚が赤黒い。
ピンピンしているけど、大変な事故だったことを物語ってる。
あたしはその手に引き寄せられるようにベッドから立ち上がり近づく。

「あっ」

あたしは秋田君に腕を引かれて、ソファに寝そべるように寄りかかってる秋田君の上に倒れこんでしまった。

「ちょっ……」

顔、近い!
こんなの、ズルイ!
結局ぜんぜん元気なんじゃん!
いつもの秋田君じゃん!
心配して損した!
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