瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~


今まで張り詰めていた不安が一気に押し寄せて、体の奥からどんどん熱くなって、嗚咽が込み上げて、止まらなかった。


あたしを抱きしめる秋田君の腕の中で、
子供みたいに声を上げて泣いてしまった。

なんにも言わないで、そのままいてくれる秋田君の胸はあったかくって。

どくん、どくんと規則正しい心臓の音が、
あたしの耳に、響いた。


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