瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
探してる途中でスマホ見てたら、ネームプレート探して彷徨う必要がなかったって知って、どっと疲れたし、だけどその行き違いがなんだかおかしくて。
秋田君とそうやって話せていることが嬉しくって。
あたしは、たぶん。
心から、笑っていたと思う。
あのひとときが、本当に楽しかったの。
……同乗していたマネージャーさんが来るまでは。
着替えをして、マネージャーさんの手配してくれたタクシーに乗る前、マネージャーさんに言われた言葉が、蛇のようにあたしの首に絡みついて、離れない。
その蛇がずっとあたしの耳元で繰り返す。