瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
「見よ!! これが我がクラスの最終兵器だぁぁぁぁあぁぁ!!!」
「うっそ! ヤバ」
「てか誰? あんな綺麗な男子ウチいないっしょ?」
「待って待って! ほんと待って!」
背中を押されて登場したのは。
お人形さんみたいなチョコレート色の長い巻き毛に、化粧ノリのいいきめ細かな肌、大きな瞳に長いまつげ、そして真っ赤な唇……
天使のような、ううん、むしろ小悪魔すぎる蠱惑の冥土姿の「秋子ちゃん」だった。
途端に教室中がハチの巣をつついたような大騒ぎに。