瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~


こんなの、ずるすぎる……!

奈々に聞いたのは、あの鏡のためじゃなくて、もしかしてこのため?

本当に本当に、これ、あたしのためなの?

そう思って、
カラダがカーっと熱くなるのを感じた瞬間。
ふわり。

ふいに、あたしのカラダが、あの花びらでできてるみたいな錯覚。

花びらでできたあたしのカラダはとても軽くて。
辛い恋とか、いじめとか、さっき転んだ痛みとか。
そういうのが全部、どこかへ行ったような。

< 443 / 503 >

この作品をシェア

pagetop