瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
カラダの細胞ひとつひとつが、この紙吹雪でできていて、それは全部、先輩との思い出や、秋田君との思い出、それから、もっともっと小さい頃、子供の頃の思い出……
あたしは、あたしという人間は。
たくさんの思い出でできているんだ、
そんな気持ちが込み上げてくる。
胸がいっぱいで、あふれてしまう想いが、全部、涙になる。
止まらない。
視界が滲んでしまう……
ちゃんと見なきゃなのに、ぼやけて見えなくなってしまうよ。
ああ、
繰り返されるチャイムの音が、次第にクリスマスみたいな鐘の音になっていって。