瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~


「え? あ、ああ、それはもう、天下のパルですから!」
「あはは、アイツが言った通りだな! やっぱ可愛いね」
「えっ? えっと……そんな」

オーナーさんは秋田君からなにを聞いているんだろう。

秋田君は、あたしのことどんなふうに話してるんだろう……

「あ、あの、秋田君は、あたしのことなんて……?」
「聞きたい?」
「はいっ!」
「あのね…………、ダメ内緒」
「そんなぁ」
「男の友情だからね」

オーナーさんは、若くてイケメンでノリで生きてそうな雰囲気だけど、案外ちゃんとした人なんだなとか、変なところで感心してしまった。

だけど結局あたしが終始からかわれて、秋田君のことは何も聞けなかった。
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