瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
「……なぁ、それ言われて喜ばない男って、いると思う?」
あたしの唇から離れた秋田君の唇が、呟いた。
「つか、そんな毎日思い出さないからって大惺を忘れたってわけじゃないだろ。大惺は一生お前の中にいるんだから、少しくらい忘れて笑顔になればいいんだよ。全然酷くねぇし薄情なんかじゃねーよ」
「あ……」
「これからは太陽が君を照らすって、言ったろ。これからは俺がお前を愛してやるから」
「秋田君……」
「だから、お前はこれからずっと俺に一途な女でいたらそれでいいんだよっ」
「うん」
お父さん、いつの間にかいなくなってた。
今更だけど、ちょっと恥ずかしい。