瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~


先輩!?
……ううんそうじゃなくって! 
先輩の声はもっと優しくて、ふんわり癒される感じだ。

今のは、もう少し低くて、イタズラっぽくて、ニヤニヤしてた。
地の声質が凄く似てて一瞬びっくりしたけど。

アイツだ!

振り向いたら近くにはもう誰もいなくて。
でも、少し後ろに秋田君がいた。

そういえば最近はほとんど毎日ちゃんと授業、受けてるなぁ。
キス男のことで頭がいっぱいで、秋田君のこと、すっかりスルーしてた。

アイツ、会ったら絶対ひっぱたいてやるんだから!
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