瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
あたし、勢い余って、ジャンプの着地でおもいっきり水溜りを踏んでしまった。
カツラは取れなかったし、靴もソックスも水浸しだよ……
「あ……」
「お前まじおもしれーなぁ」
そう秋田君が言うのが早いか、
あたしのカラダが宙に、浮いた。
「ちょっ! 何すん……」
「じっとしてろって」
「荷物じゃないんだからっ! 降ろしてっ」
秋田君はあたしを軽々と肩に担いで、片手であたしの靴とソックスを脱がせた。