瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
でも、少し奥まった壁に、たくさん洋服が掛けられているのが見えた。
なるほど、服屋さんかぁ。
「これ、使ってね」
場の雰囲気に圧倒されていたら、キノコさんがカラフルなフェイクファーのスリッパを貸してくれた。
「ありがとうございます……」
「で、こっちよ」
「いってらっしゃーい」
秋田君がバーみたいなカウンターによりかかってひらひらと手を振っていた。