瞳に太陽、胸に星 ~誤解から俺様アイドルに付きまとわれてます(困)~
「よーし。じゃ行こうか」
なのにそんな緊張MAXのあたしにお構いなしで平常運転の秋田君があたしの背中をぽんと叩いて、だけどおかげでようやく、我に返った。
きっと買えないよ、あたしの今日のお財布じゃ無理だ。
「秋田君、せっかくだけど、あたしあんまりお金……」
「気にすんなよ、靴のお詫びと初デートの記念ってことでいいじゃん」
「えっ、でも」
「いいからいいから」
結局、秋田君に甘えるカタチに。
でもお会計をしてた感じはなくって。