ぶっ飛び小話
「ただいま」
「お帰り、叔父さんどうだった?」
夕方になり母が帰って来た
そして、とても軽い口調で言った
「ムウ。明日から叔父さんの仕事現場行きなさい。叔父さん、しばらく安静だから」
「えー…私なの?」
「叔父さんからの指名よ。ママが行ってもいいんだけど…場所が場所だし…失敗できないし…。叔父さんの次に腕があるのはムウだし」
確かに、庭師としての腕は叔父さんのお墨付を貰っているが…現場経験皆無だよ?
それに、確か…
叔父さんの仕事現場って…城だよね?
「私には荷が重い」
「って言っても、任せてって言っちゃったし」
母よ…なぜ私の許可を得ずに引き受けた…