ぶっ飛び小話
そして、3時間の街中デートは終了した
城に戻ったら、再び書類の山が俺を待っている
「リオン様。ありがとうございました。楽しかったです」
「うん、ルナが喜んでくれたなら良かった」
でも、こうやってルナが笑ってくれるから頑張れる
「また、時間作って行くか?」
そう提案すると、ルナが首を横に振った
予想外だ
「今日のこの時間を作るのにリオン様、凄く無理してたので、十分です。無理してリオン様が倒れちゃうのは嫌です」
「ルナ…」
確かに無理をしたが…俺がやりたくてやったのに気にしてたのか
「ほ、本音を言うと…」
「ん?」
「お部屋で…リオン様に…抱っこされてた方が…嬉しいと言いますか…」
んん?!
「この時間を作るのに、ただでさえ少ないリオン様との毎日の時間が更に無くなって…少し、寂しいなって…思ってしまって…」
あー…待って
マジで待って…
俺、今、絶対、顔が緩んでる