ぶっ飛び小話
そして、来てしまった
エムロード城
「か…帰りたい…」
まだ城の敷地内にも入っていないのに、溢れ出す高貴な雰囲気…
一応、それなりの身なりで来たが、絶対浮いている
「うー…でも、行かねば…叔父さんの代行だもん。大丈夫、大丈夫」
城の敷地内に続く大きな門
その前で大きく深呼吸
そして、叔父さんから預かった通行書を門番さんに見せる
「お話は伺ってます。どうぞお入りください」
「あ、ありがとうございます」
緊張気味に門番さんの脇を通り、いざ城内へ