ぶっ飛び小話

今…ラルム様…何て?


「アイル…知らない男と結婚するなら…誰でもいいなら…僕と結婚して」

「な…何をっ…急にどうしたんです?」


ちょっと待って
思考回路が追いつかない

私、からかわれてる?


「年上で、顔整ってて、貴族…ってゆうか王族。お見合い相手と同じ条件だよ。だったら、僕と結婚して」


3回目の“僕と結婚して”

ラルム様…本気で…言ってるの?


「僕は…アイルが好きなんだ」

「へっ…?!」


待って、待って!!
ラルム様、待って!


「ずっと…アイルが好きなんだ!」

「っーーー?!!」


“結婚して”からの…“好き”

急激に体温が上昇していく
脈も異常に早い


「僕は、アイルが好きなんだ!誰でもいいなら、お見合いなんかしないで僕と結婚して欲しい」


だ、ダメだ…
顔が熱いっ…

クラクラする…

あぁ、ダメだ…
意識が飛ぶ…




< 36 / 73 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop