ぶっ飛び小話
「あぁ、ラルム様。ついに言ったのか」
「…へ?」
その口ぶりは、前から知っていたような言い方
「で?アイルはどうしたいの?」
「わ、私なんかがラルム様に相応しいわけ無いです!」
恋とか…結婚とか…考えてはいけない位だ
「違う。そうじゃない」
「え?」
「アイルが身分を気にするのは分かるけど…今は、それを忘れて。ラルム様をひとりの男の人として考えて。アイルはどうしたいの?」
ラルム様をひとりの男として…?
今までそんな事考えた事無かった
無かったから、どうしたいって言われても分からない
でも…ひとつだけ…これだけは分かる
「どうしたいのかは、正直わかりません。でも…凄く嬉しかったです」
急に告白されてビックリしたけど…
不快な気持ちは一切なくて、凄くドキドキして…嬉しかった