ぶっ飛び小話

医者から薬を処方され、飲んでベットに横になる

喉が熱い…痛い…
あの時みたいだ…

僕が昏睡状態になった原因
知らずに毒を煽ってしまった時と似ている

喉が焼けるように熱くて
苦しくて、熱かったあの時

意識が薄れて…
気がついたら4年の時が過ぎていて


「…怖いな…」


これは誰にも言ってない…
悟らせてもいない…

僕は、昏睡状態から目覚めてから眠るのが怖くなった

眠ったらまた眠り続けてしまうのではないか
起きたらまた数年の時が過ぎているのではないか

だから、怖くて寝れない
でも、誰にも心配掛けたくないから悟られないように頑張っている

毎日、仕事をして、鍛練をして、体力を余す事なく使って体を疲れさせてから倒れるように眠る

こうでもしないと寝れないのだ
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