ぶっ飛び小話

「ダサいとは思わないですけど…もっと、頼って欲しかったな…っとは、思います」

「え?」

「ラルム様。目覚めてから毎日ずっと何をやるにも全力でしたよね。リハビリに始まり、剣術、武術、さらには陛下の仕事補佐。休みもせず凄く頑張るなーって思ってたんです。疲れないのかな?って思ってました」


意外とアイルに見られていた事に驚いた
そして、アイルは気付いた
僕の頑張りの理由に


「ラルム様は普通じゃ寝れないんですね。だから、あんな無理してまで毎日体を酷使してた。…で、とうとう体に限界がきて風邪をひいたんですね」


はい、その通りです


「言ってくれれば、一緒に悩めたのに。倒れて弱ってからじゃないと弱音を出さないなんて…困った彼氏様です」


弱った僕はかっこ悪いと思って言わないでいた

でも、そうか…
頼っていいんだ

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