ぶっ飛び小話
アイルが隣に居てくれれば安心する
きっと、こーやって添い寝してくれれば安心して眠れる
でも、それは僕のわがままだ
アイルだって、もっと強くて頼もしい男と結婚したいはずだ
「もう…弱音は言わない。強い男にならないと…」
そう自分に喝を入れながら、アイルを抱く腕に力を入れる
「…私は、ありのままのラルム様がいいです」
「?!アイル?!起きてたの?!」
驚いて腕の力を緩める
すると、アイルが僕を見て言う
「私、結婚するなら…ちゃんと対等でいたいです。お互い弱音も言えるし、頼って貰えるような関係。ラルム様だけが我慢する様な関係嫌です」
「でも…さすがに、夜怖くて寝れない男とかダサ過ぎるし、弱過ぎるでしょ」
「ダサいところも、弱いところも見せてくれる人がいいんです」
キッパリとアイルは言う
ダサいところも、弱いところも…見せてくれる人?
え?弱くていいの?