ぶっ飛び小話
僕のプロポーズを受け
アイルが笑った
「私もラルム様が居ないとダメみたいです」
「え?」
「私、息抜き下手なんです。でも、最近はいい感じに息抜き出来てるんです。ラルム様が絶妙な間隔で息抜きさせてくれるので」
アイルは一人で頑張る
そして、疲れも全部隠す
だから、僕はアイルの疲れを敏感にキャッチして、アイルを強制休憩させる
そっか…
ちゃんとアイルの息抜きになれていたのか
「ラルム様からのプロポーズ…お受けします」
「…?……え?えっ、いいの?!」
驚き思わず起き上がる
僕が起き上がるとアイルも起き上がり僕をみる
「ラルム様こそ本当にいいんですか?私、ただの中流階級の小娘です。マナーもなってないし、ついでに、胸の間からお腹にかけて大きな傷跡もある傷物です。いいんですか?」
大きな傷跡
それはアイルがルナさんを守った証だ
そんなもの結婚を躊躇う理由にはならない
「全て分かってるし、知ってる。それでも、僕はアイルと共に生きて行きたい」
僕はアイルが大好きなんだ