ぶっ飛び小話

「これを直したいんですけど…」


っと、ムウが言うのは…
薔薇園の脇にある薔薇のトンネルだったもの

今は、薔薇は這わせていないので、ただの金属のワイヤーで出来たトンネル


「支柱となる太い鉄パイプは大丈夫なんですけど…薔薇を這わせる細いワイヤーがボロボロで…ワイヤーを貼り直そうとしたんですけど、このボロボロワイヤー意外と頑丈で」


ムウはペンチを取り出し、ワイヤーを切ろうとするが…


「ふんっ!うぅぅっ…」


なかなか切れないらしい


「うわっ」


バチンと音がしてワイヤーが切れる
その度に、反動でムウが揺れる

切れないわけじゃないが…確かにこれは時間がかかりそう


「このワイヤーを全部切ればいいですか?」

「お願いできますか?手が痺れてしまうんです」


ムウからペンチを受け取りワイヤーを切る

うん、大丈夫だ
ちょっと硬いが難しくない

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