ぶっ飛び小話
30分かけて、全てのワイヤーを切り終える
ついでに、切ったワイヤーを束ねる
まとめておけば廃棄しやすいだろう
丁度そこに薔薇の剪定を終えたムウが来た
「え?!もう、終わったのですか?!しかも、こんなに綺麗に束ねて頂いて…ありがとうございます」
「どういたしまして。じゃ、私はこの束を捨てに行きながら退散します。無理はせずに、お仕事頑張って下さい」
「ありがとうございました!お手伝い、とても助かりました!」
深く深くお辞儀をするムウ
頭を上げる様子がない
きっと、私がここを離れるまで下げているのだろう
そんなムウを見て、束ねたワイヤー束を右手に、貰った瓶を左手に持ち歩き出す
が、そこで一度止まり頭を下げるムウに問う
「また、来ても良いですか?」
そう言うと、ムウは顔をあげて笑った
「是非!来てください!お待ちしています」