奥寺マーリィ先輩の初恋の人 すっごーいイケメン!
「それだけ? 他に頼まないの?」

「午後の披露宴パーティで腹一杯食ったからなー。夕飯はそれだけで十分だよ」

「十分なの?」

「かまわねーよ」

「そっか。じゃあ…ベーコンと茄子のトマトソースと…。私は…ええっと…ツナのシンプル・トマトソース。お願いねー」

「ベーコンと茄子のトマトソースと、ツナのシンプル・トマトソースですね。かしこまりました」

 裕太は注文票に書きとめると、深々と頭を下げて厨房の方へと移動する。
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