お見合い結婚いたします!~旦那様は極上御曹司~


これから一緒に住むという都内の高級マンションは、コンシェルジュ付きのセキュリティーが万全なファミリータイプの物件で、とにかく豪華な住まいだった。

大理石の使われた玄関やバス、五階にも拘らず庭のようなバルコニーがついていた。

もちろん、リビングやキッチンも広く、すでにセンスの良い高そうな家具などが運び込まれ、モデルルームのように今すぐにでも住み始められるように仕上がっていた。

驚いたことに、私の衣類も全て揃っていて、聞くところによると今日お世話になったスタイリストさんが手配してくれたものということだった。

潤希さんに一通り部屋を説明され、その後、一度マンションを出て近くのレストランで夕食を取った。

そして今、戻ってきた部屋のリビングで一人うろうろと歩き回っている。

帰ってくると、潤希さんはなんの戸惑いもなく私にシャワーを浴びることを勧めてくれた。

あからさまに動揺する私に追い打ちをかけるように、「一緒に入ってもいいよ」なんてにこやかに言ってきて、慌てて一人バスルームに飛び込んだ。

その後、今は潤希さんが入れ替わりでバスルームに入っている。

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