イケナイ関係は相思相愛
見慣れた先生の部屋

何度も抱かれたベッド

並んで座ったソファ

一緒に飲んだコーヒー

ダメだ、、、泣かないって決めたのに


「結衣」

立ち尽くしていた私を後ろから抱きしめた先生

この温もり、、、
離したくないよ。先生、、、

先生の腕に触れて身体の向きをかえた

向き合った私に先生が一瞬目を見開いて静かに
口をひらいた

「結衣、どうして泣いてる?」
「、、、っ。それは、、、」

分かってるくせに。
原因は自分にあるって分かってるくせに。


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