イケナイ関係は相思相愛
先生は私の涙を親指で拭うと目尻にそっとキスをした

「じゃあ、どうして否定しなかったの?
その、噂が出たのを知ったとき」

「そのままにしておけば言い寄ってくる人も
いなくなるから楽かなーって。まぁ、結衣が信じて
泣かせたのは誤算だったけど」

どこか嬉しそうな先生

私が今日一日どんな思いで過ごしてたか
終わりにする覚悟でここに来たのに、、、

「人の気も知らないで、先生なんて嫌いよ」

プイッとそっぽを向いた私に先生はわざと聞く



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