犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
そこからのことはイマイチ記憶にない。
気がつけばベッドの枕にうつ伏せに顔を埋めていて、きゃーーと少女漫画に出てくる女子高生みたいに叫びたい気分になっていた。
浅香と間違ってキスをしてしまうほど飲んでいない私の脳は、ハッキリと浅香とのキスを覚えてしまっている。
熱い唇に熱い舌。色っぽくて妖艶で...私に有無を言わせないあの視線。
力強く絡む腕と2人の上がってく体温。
あ〜なんでキスなんて...。
ってか。もっと俺の事ばっかり考えてろって、そんなの言われなくてもココ最近はアンタのことばっか考えておかしくなりそうだっつの。