犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
募る嫉妬と誤ちの夜
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久しぶりの同期会は、毎回恒例の居酒屋で行われた。
ほぼ1年ぶりということもあって、今回はいつもよりもかなり多い人数が参加している。
その中でも一際目立っている集団の中心にいるのは、やっぱり浅香だ。
女子たちに囲まれて満更でもなさそうな顔を浮かべている。
そんな浅香を見ていると、かなりハイペースでお酒が進む進む。
「ねぇ!ちょっと、結菜!
今日、飲み過ぎじゃない!?」
隣で私のお酒の量を指摘している美和の声はハッキリ聞こえてるし、自分でもそう思う。
そんなに飲めないくせに、わりと一丁前にさっきからどんどんと注文している。
だけど、じっとあの様子を見てることなんて出来ない。