犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
「そーゆう所。初めて見せてくれたね。
私も、浅香に全然素直な気持ち、言えなかったから。
これからは頑張って素直になるから。
だから、浅香も。全部私に言って欲しい
どんな浅香を見ても、絶対好きでいられる自信ならあるから」
私がそういうと、浅香は目で見てわかるほど頬を赤く染めた。
「お前、なんなの。
いきなりめちゃくちゃ素直。そーゆうの、ズリぃわ」
「心入れ替えたの!!ちゃんと素直にならなきゃ伝わらないんだって思ったから。
すごく嬉しかったんだから。あの社内報も、さっきの浅香の言葉も。」
「ったく。マジでお前、余裕だな。
なんか悔しいけど、見てろよ?
4年間も我慢したんだからな、俺。
もういいってぐらい、お前のこと愛してやる」
そんな浅香の言葉に、これでもかってくらい心臓がドキドキしてる。
「浅香...。」
「浅香じゃねぇだろ?
ちゃんと名前で呼んで?結菜」