犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
初めて入った彼の寝室は、彼の匂いがして、脳内がクラクラして蕩けてしまう。
ベットに横にされて、上から最上級の彼に組み敷かれている。
愛おしそうに見つめてくれている彼を見ると、もう、どうしようもなく好きだって気持ちが溢れた。
「大好き...。
____________孝弘。」
彼の両頬に手を置いてそう言うと、
「ほんとズリぃ女。」
と彼は満足そうにニッコリと笑った。
そして...
「結菜...。
愛してるよ。」
と呟くと、また私の身体中に熱いキスを落とすのだった。
彼のキスや熱い手に私からはどんどん甘い声が漏れる。
そんな私に「もっと聞かせろ」って彼は私に深く触れる。
「そんな顔、他の男に絶対見せんなよ」って彼は私の身体に赤い花びらを落とす。
彼と初めて繋がった瞬間。
大好きな彼が幸せそうに眉毛をクシャッと曲げた。
幸せってこれを言うんだ。
こんなにも幸せなことってあるんだって実感しながら彼の腕の中で私はとことん女になった。