犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら




.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.。.:✽・゚+.



「ほんと!結菜は呑気すぎるというか、鈍感というか…とにかく、ハッキリしないんですよ〜!!仕事ではきっかりしてるのに!」



「ほんとね?仕事と恋愛と全然別人みたい!」


「でしょ〜!?とにかく、鈍いんです!
あとは、決断力もないし!」



飲み屋で女4人。まぁ、話しているのは主に2人だけど...。
まさか、初対面の2人がこんなにも意気投合するなんて思わなかった。



仕事終わり、3人じゃなんだからと先輩方に気を遣っていただき、私は同期の美和を呼んだ。


はじめまして〜なんてよそよそしかった2人がこんなにもヒートアップしているのは、完全に浅香と私の話題になってからだ。


っていうか、さっきから美和の口から出てる言葉、だいたい私の悪口だし!
白川さんは2人のマシンガントークにやれやれと肩を落として聞いている。


< 90 / 259 >

この作品をシェア

pagetop