Loviless～愛なき者～

突然の出会い…

この日の俺はかなりぐれていた。
毎晩毎晩酒に溺れて…新宿の街をグルグル回っているだけ…

ヤクザに絡まれればその喧嘩を買う。そのせいで何回死にかけた事か…


今日もまた夜の街を歩く…
酒に溺れた俺はあまり人が通らない路地で今日の終わりを過ごす…


だんだんとまぶたが重くなってきた…


さっきの疲れか～…


顔はアザだらけ酷いところでは所々に血が出ている…もう寝よう…ゆっくりとまぶたを下ろしたその時…


｢!!｣


顔に…何かが優しく触れた…重いまぶたをゆっくり開けると…


｢あの…大丈夫ですか？顔の傷…｣


俺の目の前に映って居たのは…俺にハンカチを差し出す女が居た…。


｢……｣