私とあいつ 俺とお前
ポチャン

普通よりかは広い、風呂に水の音が響く。

こんな所で暮らせるなんて私幸せだよお母さん。

こんなすべすべのお湯に入れるなんて、ほかの女子だったら叫んでるね。
このお湯にあいつも、、、、

はっ!!

なに考えてんのよ私。
変態じゃん!!
でも、どうしてもさっきのあいつの裸が頭から離れない。

「意外にいい体してた。」

ん?
ダメダメ、また考えてる。
私この家に来てから少し頭がおかしくなったかも。
いや、おかしいのは多分前からか。

自分で頭の中の自分と会話しながら、浸かっていると、

「おい、お前いつまで入ってんだよ。
もう、1時間以上だぞ。」

外から、今1番聞きたくなかった人の声が聞こえた。

私そんなに浸かってた?
ていうか、やばいのぼせたかも。
上がらなきゃ。

急いで上がろうと思い、立ち上がると、
グラッ

勢いよく立ち上がったのが悪かったのか、めまいがした。

そして私はそのまま、意識を失った。
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