私とあいつ 俺とお前
うわ最悪
制服が汚れちゃったじゃん。
しかも相手何も言わないし。
「すみません」
いや、一応謝るけどさ。
「......」
ほら何も答えない。
制服についた砂をはらいながら立ち上がり、
ポケットの中のスマホを見る。
やばっ
急いで落ちてるカバンを手に取り、歩きだそうとすると、
グイッとなにかに腕を掴まれた。
振り返ると男の人に腕を掴まれていた。
「な、なんですか。」
すると、男は眉を八の字にして
「なんですかって…普通転んでる相手に大丈夫ですかの一言くらい言うだろ。」
は?
何この人。
ていうか私だってさっき転んでたし。
そう考えていると、男も立ち上がった。
「ま、見るからにバカそうな人に言ってもわかんないかな。」
なにを言っているんだこの人は。
ていうか、よく見てみると、
「「制服一緒じゃん。」」
やば、口に出てしまった。
「なんだ、お前もあの高校なのか。」
「そうですけど、
今日は入が、く、し、き....」
あ!!
この人のせいで忘れかけるところだった!!
なんでこんなことに。
「あの、私急いでいるので失礼します。」
お辞儀をして立ち去った。
ネックレスを落としていたことも知らず。
そして、それをあの男に拾われていることも知らず。
制服が汚れちゃったじゃん。
しかも相手何も言わないし。
「すみません」
いや、一応謝るけどさ。
「......」
ほら何も答えない。
制服についた砂をはらいながら立ち上がり、
ポケットの中のスマホを見る。
やばっ
急いで落ちてるカバンを手に取り、歩きだそうとすると、
グイッとなにかに腕を掴まれた。
振り返ると男の人に腕を掴まれていた。
「な、なんですか。」
すると、男は眉を八の字にして
「なんですかって…普通転んでる相手に大丈夫ですかの一言くらい言うだろ。」
は?
何この人。
ていうか私だってさっき転んでたし。
そう考えていると、男も立ち上がった。
「ま、見るからにバカそうな人に言ってもわかんないかな。」
なにを言っているんだこの人は。
ていうか、よく見てみると、
「「制服一緒じゃん。」」
やば、口に出てしまった。
「なんだ、お前もあの高校なのか。」
「そうですけど、
今日は入が、く、し、き....」
あ!!
この人のせいで忘れかけるところだった!!
なんでこんなことに。
「あの、私急いでいるので失礼します。」
お辞儀をして立ち去った。
ネックレスを落としていたことも知らず。
そして、それをあの男に拾われていることも知らず。